楽しくって熱くなるプロ野球

プロ野球 強いセンターラインが揃えると強い

強いセンター

毎年、どのチームが優勝するのか見もののペナントレースですが、守備や攻撃など持ち味をそれぞれのチームが出し合って優勝を争う様子は胸が熱くなりますよね。中でもセンターライン、つまり投手の後ろを守るセカンド、ショート、センターのことですが、この3ポジションに強い選手を置くことができたチームは優勝にぐんと近づく、と言われています。

野球においてバッティングの基本はセンター返しです。基礎基本に則ったバッティングをされると、一番打球が飛んできやすいとされるのはセンターラインを守る選手のところです。加えて、ファーストやサードなどのポジションに比べてセンターラインのポジションは広い守備範囲が課せられます。つまり、センターラインを守る選手には頻回に打球が飛んできても捌け、広い範囲を守り切れる守備力が求められていると言えます。安心できる守備力を備えたセンターラインは投手に安心感を与え、テンポよく相手の攻撃を終わらせることで自軍の攻撃リズムを形成することも出来るのです。

しかし、最低限守備では貢献してほしいものの守備力ばかりが取り柄の選手をセンターラインに揃えても、野球は9人の打線で得点を争うゲームなのでさっぱり打てない打者が3人打線にいるだけでも攻撃力はぐんと低下してしまいます。つまり、打線の力になるだけの打力もレギュラーを張るならばほしいところ、といったところです。

実のところ、花形で天才肌の選手が揃う、とも言われるショートやセカンドのポジションであっても打線の核になるほどの打撃力を有している選手というのは数えるほどしかいません。逆に、強打者がひしめくファーストやレフトといったポジションに比べ、センターラインの強打者が希少であることから、自軍が打てるセンターラインの選手を保有していると戦力的に大きなリードとなりえるのです。優勝争いを追いかける際にはセンターラインの選手を追いかけることでも、その後の展開が読めることがあるかもしれません。