
プロ野球選手は子供の憧れ

今の日本の子供たちの中でも、男子がなりたい職業の第1位には、プロサッカー選手が挙がることが少なくありません。
プロサッカー選手は国内外のリーグで活躍したり、日本代表として外国の代表チームと対戦したりする姿に憧れる男子は大勢いるのです。
一昔前は男子がなりたいプロスポーツ選手のトップはプロ野球選手でした。プロ野球はいまだに根強いファンがいますし、若い女性たちが新たにファンに加わってきてはいますが、年齢の低い世代の人たちの間では、一時のような圧倒的な人気はなくなってきていることがうかがえます。
プロ野球が国民的なスポーツであった当時の、その人気の原点と言えるのは、選手たちが子供たちの憧れの存在だったという点でしょう。特に大スターと呼ばれた選手たちは、自分も将来あんな風になりたいと強く願うスーパーヒーローだったのです。
テレビでは連日試合中継が放映されていました。親子が揃って熱中しながらプロ野球を見ていた時代です。
人気のプロ野球選手がレコードを出すなど野球以外の場面でも活躍したり、テレビアニメや少年漫画などのメディアで、プロ野球を題材とした作品が大ヒットしたりと、その世界が子供たちの目に触れる機会がとても多かったことは、その人気の高まりに大きく関係したはずです。
ファンの存在

プロ野球の観戦チケットはタダではありません。
もしかしたらタダで見に来ている人もいるかもしれませんが、大半の人はお金を出して購入したチケットで見に来ていると思います。テレビでも見られる試合のですが、お金をしてまで来てくれているのだから、負け試合だとしても、選手のだらけたような姿は見たくないでしょう。負けている試合だからこそ、不機嫌な態度ややる気の無い態度はしてはいけないと思います。
ファンの側から見ても、自分がチームの一員としてプロ野球を楽しむことができるのも観戦を楽しむ上での醍醐味でしょう。古い球団になると私設の応援団なんかがあり、毎試合を盛り上げてくれています。過激だと言われる人たちもいると思いますが、好きなチームに対する大きすぎる愛情の表現だということだと思います。他に観戦をしている人への迷惑になる行為をしていなければ、彼らも野球を楽しんでいるのだから文句は言えないでしょう。
愛情があれば、多少の野次も笑いに変わると思います。ただ、あまりにためひどい人もいます。選手や他の観客を嫌な気持ちにさせるだけなので、そういう行為はやめてほしいですよね。
プレーする側も、観る側も、どちらもがマナーを守りながら楽しんで野球ができれば一番良いと思います。